硬い木板に釘や虫ピン・待ち針で病理検体を固定するには常に針刺し事故のリスクがあり、検査後に釘を抜去する作業も負担の大きなものです。
検体固定の作業リスクが削減でき、固定に要する時間が短くなると、実際の検査や本来の実務に時間がかけられる現場の課題がありました。

手軽なハンドツールによる検体固定は指先での細かな作業が削減され、その対象物もゴム板とすることで余計な力を必要とせず、連続作業も可能になり時間短縮にもつながります。

従来、ＥＳＤ（内視鏡的粘膜下層はく離術）により摘出した検体は金属製の虫ピンや待ち針などを試用してボードに固定していました。鋭利な先端部は作業者に対し常に針刺し事故の危険性を伴っていました。

樹脂製のＥＳＤピンを使用することで針刺し事故を防止することができ安心、安全な作業ができます。更に持ち手の形状を工夫することで作業性をアップさせ、効率化も実現することができます。