硬い木板に釘や虫ピン・待ち針で病理検体を固定するには常に針刺し事故のリスクがあり、検査後に釘を抜去する作業も負担の大きなものです。
検体固定の作業リスクが削減でき、固定に要する時間が短くなると、実際の検査や本来の実務に時間がかけられる現場の課題がありました。

手軽なハンドツールによる検体固定は指先での細かな作業が削減され、その対象物もゴム板とすることで余計な力を必要とせず、連続作業も可能になり時間短縮にもつながります。　タグピンMZはカラーバリエーションにも対応し、視認性もよくなります。

従来の病理検体の管理方法は、検体を保管する容器に管理番号や名前の表示をしていました。容器から病理検体が出された時点で、その紐付けが不十分になり入れ替わるなどによる検体取り違え事故のリスクがありました。

タグピンMZを使うと、病理検体に直接管理札を取り付けることができ検体と表示が別々になることがありません。
タグピンZMはホルマリン耐性を持っているため、ホルマリンによる保管にも影響がありません。ホルマリンによる保管には、専用のタグとプリンターを御用意しており管理方法のトータルコーディネートが可能です。