シート素材のロール原反の現品票をタグピンで留めて、出荷前に現品票を切り離す用途で御利用頂いています。
現品票を切った際に生じるタグピンの切れ端を回収する必要がありますが、通常のナイロン製タグピンでは、小さな切れ端は回収しきれずに、異物としてロール原反や梱包形態に混入するトラブルが発生します。

Fe-ピンは鉄粉を混ぜた樹脂素材でできているため、タグピンの切れ端は検針機や金属探知機に反応します。
出荷前に検査に通すことで、異物混入を防ぐことが可能です。手袋など、作業現場で使われる備品が梱包に混ざるトラブルも事前にFe-ピンを取り付けておくことで防止できる機会が増えます。（※受注生産品。一部の型番に限られますので、詳細は御問い合わせください。）

デニム生産工程のダメージ加工前のしわを作る作業は、金属ピンや仮縫いで仮留めなどの方法があります。
金属ピンは後工程処理を誤るとピンがついたまま出荷されるトラブルが発生したり、仮縫いにも縫製設備や手間がかかります。

タグガンとタグピンを使った生地の仮留めでは金属ピンが残留するリスクが無い上に、ミシンなどの設備は不要で手縫いよりも手軽なハンドツールで容易に作業が可能になります。